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天使の和

中学生になりました!

 
中学生になって3か月がたちました。

中学校生活には慣れてきたけれど、辛いことがたくさんあります。
毎日の登下校では自転車通学で、山道を上り下りしなくてはいけません。
登るときによく自転車ごと転びます。
それから荷物を荷台に付けるのに手がうまく動かなくて、荷紐がうまく結べなくて荷物が荷台から落ちてカバンが汚れてしまっています。

そして、足に負担がかかってきたのか、転んだりあまり走れなくなってきました。
歩いていてもよく転ぶようになりました。
一番辛いのは、体育の授業です。
毎回、授業が始まる前にマラソンをしなくてはいけないのですが、私はそのマラソンだけで足が痛くなってしまいます。
母には、「マラソンだけ、辞めさせてもらえば?」と言われていますが、今後ますます走れなくなってしまっては困るので、限界まで走ろうと思います。

でも、いいこともあります。
先生方や新しい友達がいろいろ気を使ってくれるから、学校にいて不便はないです。
「無理しなくていいよ」と声をかけてもらったり、ハンデをもらったりしています。
たくさんの荷物を持っていたりすると、手伝ってくれたり・・・
最近では持つ前に、みんなが「危ないから!」と、前もって手伝ってくれたりします。
とってもありがたいです。

中学は近くの3つの小学校から来た子たちがいるので、私の病気を知らない子がたくさんいます。
一緒の小学校だった子たちが、私を助けてるところを見て、よその学校から来た子が、なんであの子のお手伝いをしているの?と不思議がっていました。
けども、同じ小学校だった子たちが、他の子たちに説明してくれたので、今ではよその小学校から来た子たちも手伝ってくれるようになりました。
いつかみんなに恩返ししたいですが、何が出来るかなあ?と、考え中です。

たまには傷つくこともあります。
たまにかい?と、母に突っ込まれますが・・・
それは、いくらみんな病気のことを知っていても細かいことは理解してもらえてないので

「なんで、そんなことが出来ないの!?」

と言われることが多いです。
仕方がないとは思うけど、地味に傷つきます。
笑顔で「こうゆう病気でね~障害でね~で、出来ないんだよ~手足も~~で~~~出来ないんだよ~。」と、細かく病気のことや障害のことを説明しながら、出来ないんだよと、言います。相手は大抵「そうなんだ~ごめんね~」とはいうけども、それも実は地味~に辛いです。

あんまり過去にもこだわらないし、気にしないようにしてるけど、たまに「かわいそう~」と言われます。
実は、「かわいそう」と言われるのが一番傷つきます。
所詮、他人事、みんなから遠い存在みたいでかなり嫌です。
友達は優しさから「ほんと、この子はかわいそうなの~」と言ってますが何気に傷ついてます。

あとは勉強。
書くスピードが人より遅いんです。
小テストがよくあるのですが、時間が決まってて・・・
どうしても時間内に書けなくて、いつもテストに落ちています。
内容がわからないわけではないのですが。。。
全問書き終わる前に終わってしまいます。困った。

あと、最近できないことが増えてきたので困っています。
すくっと立ち上がれなくなって・・・突然、歳を取ったみたいですごく、なんか・・・悲しいです。
出来ていたころの自分を思い出して、悲しくなってしまいます。

後ろを向かないで、前だけを向いて生きていきたいと思います。
 
 
さあや
 
 

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