悲劇の運動会

 
　もうすぐ私にとって、一番つらい学校行事があります。

それは、運動会です。
みんなと同じように、出来ないからつらいです。

　今、学校では、運動会に向けて、練習の日々が続いています。
６年生は組体そうをやります。
でも、組体そうでは私は、危ないからと言って、上に乗る事も出来ず、かと言って体が細く、足も悪いためバランスをとるのもむずかしいので、下で人を支える事も出来ず、だれかが上に乗るワザは、下で支える人のお手伝いをするだけです。

　昨年までは、私の出来る方法で（うでをまっすぐたてて体重を支える所を、うでを曲げてやらせてもらったり・・・）参加してました。
でも、6年生になって先生が変わったら、その方法でもやらせてもらえなくなりました。
自分だけ、みんなにおいてかれている気がしてとてもつらいです。

　でも、そんな私でも、一つだけゆうりな種目があります。
それは、ときょう走です。理由はときょう走はカーブを走るからです。
私は、直線だとまっすぐに走れず、ななめになってしまいます。
カーブがあるとななめに走るため、みんなよりゆうりです。

　直線の時はいつもだめなので、運動会では相手を油断させる事ができます。

　病気があってもちょっぴりそうゆう面では得した気分です。

　つらいこともあるけれど、小学校生活最後の運動会をがんばりたいです。