5月、私にとって嫌な季節が来ました。
なぜかというと、私が通う中学では「鉄人遠足」といって毎年20~30キロの距離を歩く伝統行事の遠足があります。
足が悪い私としては、消えてなくなってしまえ~という行事です。
昨年は行けるところまでいってみよう~!ということで、みんなと歩きましたが行きの片道だけで足が痛くなり途中でリタイア。現地まで母に迎えに来てもらいました。
皆と一緒にゴール出来ない寂しさでいっぱいでした。
だから、今年は帰り道の半分にして、友達とゴールを目指すことにしました。
昨年は一緒に歩いた同じ班のメンバーに迷惑をかけたので今年も不安でした。
昨年は学校側で班組を決められてしまったので、私の障害のことを知らない子や理解してくれない子もいて辛い思いをしました。
今年は、仲良しの友達で班組していいことになったので、仲の良いお友達と組みましたが、それでも不安でした。
すると、友達が「私たちが沙采のことを置いていくわけないでしょ?大丈夫だから!もっと私たちのこと信用して!」と叱られてしまいました。
でも、その時、私の中の不安が取れて遠足が楽しみになりました。
嬉しくて涙が出てきました。
迎えた遠足当日、私は帰り道のみの参加だったので現地にお昼頃着くように、母に送ってもらいました。
現地に着くと、友達たちはすでに着いていましたが、お弁当も食べずに私のことを待っていてくれました。
嬉しかったです!
帰り道、みんなが疲れを吹き飛ばすため!と言って、私の好きな嵐の歌を一緒に歌いながら歩いたり励ましてくれながら、楽しくゴールすることが出来ました!
疲れたというよりも、何よりも楽しく歩くことが出来て、みんなとゴール出来たので本当に良かったです。
歩くスピードも遅い私がいたので、私の班は学年の中ではビリだったけど、友達たちは怒りませんでした。
今年は友達のおかげで不安も消え、最後まで頑張りぬけたので、友達には感謝です。
これからも友達を大切にしていきたいと思いました。
さあや