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Café du dacco

「バリアフリーのその先へ! ~ 車いすの3.11」を書きました!

 
みなさま、こんにちは!(^▽^)

フクシ。とお菓子と愛の弾丸、だっこでございます。

しかしほんとに、前回のお話も中途半端になってしまって、本当に申し訳ない。
わたくし、サイトから沈んでいる間に、何をしていたかと申しますと一冊書いてました。

「バリアフリーのその先へ! ~ 車いすの3.11」。




 
ここでもみなが一斉に取り上げ、注視が必要な新医療費負担制度のこと、東日本大震災前後の自分の体験、東北にいる友人達の体験の語り……。私自身が遭った虐待の体験から多くの人へと伝えたかった「障害者虐待防止法」のこと。

難病(ウエルドニッヒ・ホフマン症)を抱えて、介助を受けながら生活する身体の上に振り被り、乗り越えたできごとや思いを綴りました。

表紙絵を柚木ミサトさん、写真を桐生眞輔さん、帯を我らが総隊長大野更紗さんに書いて頂きました。

身体的に動けない人間が、心の尊厳を脅かされずに生きられる社会は作られるのか。
「障害」とは何か。歩ける人も、歩けない人も、大人も、こどもも、高齢者も、だれだって、一度の命を、生きる苦しみではなく、生きる喜びの中に生きたい!

本書は、そんな「願い」への、自他への問いと、生きるための宣誓の本です。

大きな災害に遭う、重い障害を負う、心に傷を負う、職に就けず困窮に陥るなどのとき、「どれかひとつに遭うと関連するすべてに遭う」と言っても過言ではないほど幾つもの困難が連鎖してひとりの人の身の上に圧し掛かります。

生きることに困難を抱えた状況に今ある人が、そのことを誰にも言えずに、心を殺し、精神の呼吸苦になる前に。

本書が誰かの「繋ぐ手」になればいいと祈りながら書きました。
どうぞ一人でも多くの方へ届きますように、お手に取って頂ければ幸いです。

「バリアフリーのその先へ! ~ 車いすの3.11」(岩波書店)朝霧裕【著】
 
 
* 編集部注:
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