祖父母との関係 その2 「帰省時どう伝える?」
(106号《2012年1月25日発行》より)
家の子供は、とても偏食で食べられる物の方が少ないのですが、お正月は、それでなくても変わった物ばかりでいつも大変です。
(例:大晦日は、年越しそばしかない、起きたら、おせち料理とお雑煮など)
元々、孫の障がいを認めていない祖父母は食べられないのは「食べさせていない親のせい」と思っていて、もっと小さい時は、主人の実家に行く時は「今日の晩御飯は何か?」を主人に事前に聞いてもらい、食べられるものかどうか、下調べをして食べられないものなら、また何か言われるのを避けたかったので、変えてもらえるか、外食にしてもらうことはできないかな?と、主人に聞いてもらっていました。(まさか、嫁からは聞けません)(笑)
しかし、流されてしまい、主人もそれ以上は食い下がらず、私がイライラして、いつも夫婦喧嘩になっていました。
よくナイショでパンや果物を持って行って、子供が、食事時に姑に「食べなさい!」ばかり言われて、「食べれない!」と困っているのを見て見ぬふりをしながら、心の中で、「ごめんね…」と思いながら、終わってから持って行っていたパンを食べさせていました。
色々考えて、そうしてきましたが、結局は、子供を守っているのはなく、自分が姑達に嫌われたくないから(子供のためではない)と思い、これは何かが違う…と。
そして、それからは私がどう思われようと構わない、大げさかもしれませんが、守ってあげられるのは私だけなんで、ハッキリと「うちの子、食べられないんで、お弁当作って来ました!」や「スーパーで、この子の分だけ買って来たんで、後からお台所貸してください!」と言ってみました。
どう思っていたのか本心はわかりませんが、言ってしまった私はスッキリしたし、子供の偏食も少しずつマシになってきたのもあり、今では反対に私の方が、「食べなかったら、お腹空くし、そしたら食べるかも♪」と言えたり、何日か続けて伺った時でも、子供の食べられる物が出てくる事が多くなってきました。
なかなか障がいに理解を得られない事は多いと思いますが、やっぱり全てがまるくおさまるのは、大変なんだな、と。
でも、一番困っているのは、障がい児を持つ親ではなく、障がいを持つ本人なんです。
子供が一番過ごしやすいことを最優先してやるべきだと思います。
甘えと、本当に出来ない事の区別をつけるのは、毎日接している親でも難しいですもんね。
しかし…先日、連休に主人の実家に行った時は、「エスニック鍋」!?が出てきて、私達家族は、誰も食べられませんでした。
帰りに、ラーメン食べに行きました。まだまだ、悩みはつきません(笑)
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主人方の実家は遠方で普段なかなか会えませんが、毎年盆か正月どちらかに帰省しています。
息子は小さい頃はどこに行ってもわりとニコニコ過ごしていたのですが、小学校に入ると、長旅や家と違うところに寝泊まりすることでとても緊張するようになりました。
「前おいしく食べていたから」と義母が作ってくれた料理も「食べない!」。
こだわりも普段以上になり、もってきた荷物を送ろうと義父が連れていってくれた宅配便屋で大きい浮輪を「送らへん!!(手荷物で)持って帰る!」ときかなかったり。
親戚との集まりでは、まだみんなが食事をしていても、時間がきたら「帰ります!」(本当は自分が食べたらすぐ部屋に帰りたいけど、約束の時間までと今か今かと待っていた)。
そんな息子のマイペース?な行動に、「なんでもうちょっと待てないの??」と言われ…
そんなこんなが満開な年には大阪に帰宅後「このままで大丈夫なのか…」という心配の手紙が届いたりもしました(汗)。
会えるのが一年のうちの数日程度になってしまうので、息子のことを全部わかってもらうのは難しいなぁと思いつつ、「(息子のことを)わかってあげないとダメなのは知ってるけど…でも孫が心配」と話しているのを聞くと、傍にいる私たち以上に心配になるんやなぁと思いました。
運動会や習い事の発表会の様子をビデオで見ては成長を喜んでくれている義父母なので、離れていてもこれからもいろんな姿を見ていってほしいなぁと思っています。