鈴木沙采ちゃんの文章が、素直であたたかくて、そして率直でいつも楽しみにしています。
『中学生になりました!』の元気なタイトルにほっとしたのも束の間、いろいろとつらいことや大変なこともあるようで、私はおねえさんのようなお母さんのような心境でハラハラしながら読みました。
そして、沙采ちゃんがお友達の「かわいそう」という言葉に傷つくということ知って、うんうん、そうだよね!とパソコンの前で何度もうなづきました。だって、沙采ちゃんは生まれたときからその体で一生懸命生きてきたんだものね。「かわいそう」な状態で生まれてきたわけじゃないんだもの。お父さん、お母さんやいろんな人に祝福されて生まれてきて、不便なことはあってもがんばって、楽しく前向きに生きてきたんだものね。
「かわいそう」という言葉はお友達のやさしさなのかもしれないね。あるいはお友達の体と比べて少し不便なところがあるから「かわいそう」と思ったのかもしれないね。でも、それは「かわいそう」なことではなくて沙采ちゃんにとっては「当たり前」なんだということをお友達に知ってもらうことが大切なのかもしれない。
だれかが転んで怪我をしちゃったとする。その子は地面に座ってすりむいたひざを泣きそうな目で見つめている。お友達がかけよってきてこう言う。「かわいそう」って。ただ見下ろしてそう言う。
「かわいそう」という言葉は人をちょっと離れたところで見て、自分とは関係ないみたいに言っているような気がする。
私はこういうふうに言ったらいいんじゃないかなって思う。転んだ子の横に座って「大丈夫?何か手伝う?」ってね。同じ目線になって、相手が何を求めているか知ることが大切なんじゃないかな。そして、転んだ子もどうしてほしいかちゃんと伝えた方がいいのかもしれない。「痛いけどかわいそうじゃないよ。立つのがつらいから手を貸して」ってね。
大変なこともあるかもしれないけれど、沙采ちゃんはきっと楽しい中学生活を送れることでしょう!これからも応援しています!!
届いた日:2012年7月27日 13:05
匿名・MK