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メッセージ・ボトル

絶望はしない。読みました。

 

私は、過換気症候群という精神病を持っています。

なったのは、高3の夏でした。
受験生として大切な時期でした。

希望の進路は諦めました。
小学生からの夢だった大学も学部もなくなりました。

涙が止まらなかった。
ベットの上で私の夢は消えました。
外出も過呼吸とパニックが起こる不安から、できなくなりました。

電車にも乗れない。
歩いて2分のスーパーにも行けない。
最初は無理して行きました。
三年間同じクラスで、クラスメイトは快く助けてくれました。
でも、毎日のように授業中に過呼吸を起こしました。
保健室に自分で行けない。

パニックが続き、学校を休むことにしました。

高校に行けなくなりました。
行かなくなりました。

出席数が足りない。
頭ではわかかってても、駅でパニックを起こして、帰ったこともありました。
足りない授業だけ出ました。

本当は、3月までの予定だった受験は、11月の公募推薦で終わりました。
国立を受験するはずだったけど、私立のみに絞りました。
受けたのは、前の学部とは全く違う外国語学部のインドネシア語でした。

学部を変えるのはお医者さんの勧めでした。
たまたま読んだ本にインドネシアが書いてあったので、受けました。

結果は合格。
大学は決まりました。
でも、高校の卒業は決まっていません。
それから、足りない授業に必死に出ました。
周りが進路に向けて頑張る中、私は卒業のために頑張りました。

自分ももっと勉強したかった。
自分は頑張らなかっただけなんじゃないか?
そんな想いがいっぱいになって、毎日枕はびっしょりでした。

 

そんな中、卒業式を迎えました。
卒業証書を三年間担任だった先生からもらいました。

一言ずつみんなが話をするとき、私は前にたってみんなの顔を見て涙が止まらなかったです。
今までしっかりしていた私。
でも周りの手を借りないといけなくなって、
ずっと周りに申し訳なかった。

迷惑をかけて、なりふり構わず生きて、手にした卒業証書。

自分だけで手にしたものじゃない自分のもの。

嬉しさとここまで支えてもらったみんなへの感謝。
いろんな想いが一緒になって、流した涙でした。

 

大学に入って、サークルもしています。
選んだ大学は夢や目標とも違います。

でも、毎日とても楽しいです。
インドネシアは、習えば習うほど興味深い国です。

絶望はしないと書かれている方がいらっしゃいました。
私は絶望しました。
もう、生きてなくてもいいかなとも思いました。

でも、やっぱりどこかで未来を探していました。
自分がこうなった原因を、病院でも分からない原因を、ずっと探していました。

未来が見えると原因も分かった気がします。
日本が私にあってなかった。今はそうしています(笑)

それを理由にじゃないですが、インドネシアに留学したいと思っています。
語学も磨きたいし、向こうに住んでみたい。
未だに過呼吸を起こす私には、無理だと笑う人もいます。

でも、これが私の見つけた当面の目標です。
とりあえず、大学などの下見がてら、9月に一週間インドネシアに行ってきます。
一人で。
現地でコーデイネーターが待っているので、飛行機だけが一人旅。
不安もいっぱい。期待もいっぱい。
それ以上にワクワクがいっぱい!(*^^*)

私はこの身体になって、初めて必死に生きてます。
まだ、涙は流れますが、この涙は次への一歩の涙です。

頑張って生きてはいません。
毎日、ワクワク生きてます。
誰にどう思われても私の人生。

我が道を堂々と進んでいきます。

また、インドネシアの情報でもお伝えします!(笑)
関係ないか(・・;)
 

届いた日:2012年8月26日 0:46
匿名・女性

 
 

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