私の障害は感音性難聴です。
物心ついた頃には補聴器をつけていました。
当時は今のような小さな補聴器ではなく、おじいさんやおばあさんが持っているような大きなボックス型の補聴器でした。
それが嫌で嫌で・・・
中学に上がった頃には耳かけ式の補聴器になりましたが、ずっと苛められてきたので、目立たないように髪の毛で耳を隠していました。
そして社会人になって、いくつかの職場を経験してきました。
ある職場で「電話をとってください」と云われ、「私は聴覚障害で採用されたはずなのにな・・・」と思いながら、必死で電話に出て皆と同じように仕事をしていました。
しかし、耳への負担が溜まりストレスから更に聴力が低下してしまいました。
それまでは片耳だけの補聴器で何とか聴き取れていたのが、両耳の補聴器の助けを借りないと全く聴こえない程に聴力は低下してしまいました。
毎日耳鳴り、眩暈、頭痛に悩まされ、ステロイド剤を服用して副作用に悩まされ、結局その職場で働き続ける事は出来ませんでした。
そうしたストレスの積み重ねからから今度は自律神経の不調を患い、色々な病気を患いました。
今も大量の薬を飲んでいます。
全身の疲労感が取れず、仕事をフルタイムで働く事が出来なくなりました。
今は補聴器は隠していません。
本当は補聴器をつけている事に引け目もあります。
でも分かってもらえないなら、見えるようにしよう・・・そう思って髪をまとめて耳を見えるように、補聴器を見えるようにしています。
私は「聴こえない」を見えるようにしましたが、体調不良の状態は見えません。
なかなか理解してもらえない病気です。
これから何処まで頑張れるかな・・・?と思う事もあります。
でもまだ頑張れるかな・・・?と思えるうちは頑張りたいと思います。
届いた日:2012年12月19日 15:23
匿名・めぐる★